2017-12-26 夜風 夜行バスに揺られながら君の好きだった歌を聴いた。「諦めなければ、夢は叶う」なんて言葉を紡ぐのは、決して成功者とは言えない私で、神さまなんていないよって君を想って呟いた。 窓の隙間から吹く夜風はつめたくて、私のことをひんやりと冷やす。 もしもう一度君に会えたら、君は嘘つきって言うかな。それとももう私のことなど忘れてしまうのかな。