murmur **

君想い、午後3時の白昼夢

夜風

夜行バスに揺られながら君の好きだった歌を聴いた。「諦めなければ、夢は叶う」なんて言葉を紡ぐのは、決して成功者とは言えない私で、神さまなんていないよって君を想って呟いた。

 

窓の隙間から吹く夜風はつめたくて、私のことをひんやりと冷やす。

 

もしもう一度君に会えたら、君は嘘つきって言うかな。
それとももう私のことなど忘れてしまうのかな。