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君想い、午後3時の白昼夢

2017-12-01から1ヶ月間の記事一覧

御堂筋線

簡単なことなんてひとつもなかった君を待つ駅のプラットフォームそこに夢はなかった わたしは何も知らないきみのこと 本当のこと ただ会えたらそれだけでっていつもいつも思うんだそれは「すき」と言えるのか聞かれても答えられない 難しいことなんてひとつ…

夜風

夜行バスに揺られながら君の好きだった歌を聴いた。「諦めなければ、夢は叶う」なんて言葉を紡ぐのは、決して成功者とは言えない私で、神さまなんていないよって君を想って呟いた。 窓の隙間から吹く夜風はつめたくて、私のことをひんやりと冷やす。 もしも…

「すき」と向上心

懐かしい通学路の写真をみていていろんなことを思い出した。夏休みの部活帰りの夕焼けがすごくきれいだったこと。深草でアイスを買って食べて帰ったこと。丹波橋で特急に乗り換えて、たいてい枚方か樟葉でみんな降りてしまったから、1人で終点までのってたこ…

夢見る少女じゃいられない

思い出は美化されるっていうけど楽しい思い出があまりにも出てこなくて笑えてくる でも決してそれが悪い事だとは思っていなくて楽しくなかったけど一緒にいた一緒にいる時間はそれなりに心地よかったそれだけのこと 寂しさで付き合うのはだめだ依存を好きと…

あの時の場所

この時が好きだったとかこの場所が大事だったとかその時に一緒にいた人たちと撮った写真よりもその人たちといた場所の写真で思い出すことの方が多い 写真を撮った瞬間よりただ話したり笑ったりしてた時とかそういう時間のほうが大事な思い出になってるからな…

冷蔵庫

元彼に好きな人ができたと言えた時あー終わったんだなと思った 長い時間を一緒に過ごした人家族のような関係になっていたそれでも時間は経ってそれはなかったことのように 家族みたいだねって笑ったあの頃が懐かしい今はもうちゃんと他人になれた気がしてい…

おやすみの日

少し体調が悪かったから病院に行って家に帰って久々に漫画を読んでたくさん休憩したら、少し楽になった 久々に元彼と連絡をとって草津にいた日々が少し懐かしくなった それでも私はもう元彼のことがすきじゃないし元彼にも好きな人ができたと言った わたしの…

どうしようもないくらい

好きで好きで好きで好きでどうしようもないくらい好き会いたくて話したくて声が聞きたくてこんなに好きなのに会えなくて話せなくて記憶は薄れていくこんなに好きなのに話したいのに他愛もないことで笑い合いたいのにただそれだけなのにそれすらできない財布…

ファーストキス

思っていたよりもそれはずしん、としていて、息ができなくなりそうだった。 胸がいっぱいになって、苦しくて、でも、ほんのり甘い味がした。それは、彼がいつも噛んでいるチューインガムの味だった。 それが終わった後、彼が少しオトナびて見えたのはわたし…

クリームソーダ

しゅわしゅわの泡をたてる青く澄んだ透明の飲みものに ふわっと乗った冷たいアイスクリーム。 美味しそうだなあ、と思って口に含んでみるのだけど、 独特の甘さが現れてぱちぱちと舌を攻撃したとたんに飲めなくなってしまう。 それでも飲みたくてちびちびと…