murmur **

君想い、午後3時の白昼夢

御堂筋線

簡単なことなんてひとつもなかった
君を待つ駅のプラットフォーム
そこに夢はなかった

 

わたしは何も知らない
きみのこと 本当のこと

 

ただ会えたらそれだけでって
いつもいつも思うんだ
それは「すき」と言えるのか
聞かれても答えられない


難しいことなんてひとつもなかった
きみと乗る 地下鉄なかもず行き
そこに愛はなかった

 

わたしは全部知ってた
きみのこと あの子のこと

 

知らなくてもよかったなって
あとになって思うんだ
それは「すき」と言えるのか
聞かれても答えられない

 

いつも輝いてるきみは
手に届くわけがなくて
わかっていたはずなのに
あの子のこと あの子のこと
こびりついて離れないよ

 

きみは後悔してるって
そんなことわかってるんだ
これは「恋」と言えるのか
わたしにはわからないよ