murmur **

君想い、午後3時の白昼夢

それから

モスバーガーを食べたのはあの日以来で
少しだけあの人のことを思い出した。

 

キスする前にハンバーガーを食べるなんて
ばかだよねって笑ってたあの人は
最後まであいまいな言葉だけを紡いだ。

 

わたしはもう道に迷わないし
Googleマップにも惑わされない。

 

それでもまだ
あの人の体温とか肌触りとか
優しくあいされたことは
覚えていたいと思う。

 

愛しく思うのは、つみではない。