murmur **

君想い、午後3時の白昼夢

クリームソーダ

しゅわしゅわの泡をたてる青く澄んだ透明の飲みものに

ふわっと乗った冷たいアイスクリーム。

 

美味しそうだなあ、と思って口に含んでみるのだけど、

独特の甘さが現れてぱちぱちと舌を攻撃したとたんに飲めなくなってしまう。

 

それでも飲みたくてちびちびと飲む。

たまにアイスクリームを口に含んでみる。

何が美味しいのだろう、と考える。

その繰り返し。

 

すきになりたいのに、すきになれない飲みもの。

まるで恋焦がれるように、せつないきもちがわたしの胸をしめつける。

 

憧れはいつまでも憧れのままなの。